広島不動産の吉山です。本日は後悔しない賃貸の選び方をご説明します。
賃貸物件を借りる時は、新しい生活への期待と不安でいっぱいになるものです。
不動産会社で部屋探しをするときに、どんなことを確認し、気を付ければよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、賃貸物件を借りる際に注意すべきポイントについて解説していきます。
はじめて賃貸物件を借りようとしている方は是非、最後までお付き合いください。
1.不動産会社にて物件をチェック
物件を探すには不動産会社へ行く必要があります。
担当者に希望条件、移転時期などを伝えて、条件に合った物件を紹介してもらいましょう。
予めネットで良さそうな物件をチェックしてから訪問するものおすすめです。
では、実際に不動産会社で物件を探す際のポイントを紹介していきましょう。
1-1. 家賃の上限を決めておく
自分が借りる物件の家賃の上限を先に決めておきましょう。
駅から近い、部屋が広い、新しいなど物件に求める条件はいろいろあるでしょう。
しかし、条件のよい物件ほど家賃は高くなります。
自分の収入を確認し、支払える家賃の上限を決めておくことが大切です。
無理して高い部屋を借りても、生活が苦しくなり、また引越しをしなければならなくなってしまいます。
一般的に、収入の25~30%が家賃の上限といわれています。
1-2. 絶対に譲れない条件は?
次に、自分が物件に求める絶対に譲れない条件を決めておきましょう。
たとえば、以下のようなことです。
・最寄りの駅は〇〇駅で、徒歩10分以内
・荷物が多いので部屋は8帖以上
・バス・トイレ別
条件のよい物件ほど家賃は高くなる傾向にあるので、すべての希望を満たす物件を
探すと予算オーバーになる可能性があります。
絶対に譲れない条件と、あったらうれしい条件など希望のランク付けをしておくと
部屋は探しやすくなります。
1-3. 不動産会社は1社ではなく複数で比較する
時間に余裕があれば、複数の不動会社を回りましょう。
ほとんどの物件は、どの不動産会社からも申し込みことができます。
借りる部屋が同じであればサービスの良い不動産会社から申し込みしたいですよね。
不動産会社が変わっても同じ条件であれば同じ物件を紹介されるはずですが、
不動産会社の担当者によっては違う物件を紹介してくれる場合もあります。
お客さんの言った条件だけでなく、条件とは少しずれるけれどニーズに合っているという物件を紹介してくれる場合もあります。
また、成約時に不動産会社に支払う仲介手数料ですが、通常は、家賃の1ヵ月分の金額ですが、0.5ヶ月分で仲介をしてくれる不動産会社もあります。
仲介手数料は不動産会社へ訪問する前に確認しておくとよいでしょう。
2.不動産会社訪問・内見時の注意点
良さそうな物件を見つけたら実際に現場に行って部屋を見てみましょう。
これを「内見(ないけん)」といいます。
ここでは、内見時の注意点について紹介していきます。
2-1. 内装・間取り・日当たり
まずは、内装の状況と間取り、日当たりをチェックしましょう。
まれに図面と間取りが違うこともありますので、必ず内見時にチェックします。
日当たりも重要です。
一般的に南向きは日当たりがよいとされていますが、そばに建物があると日を遮ってしまいます。
日当たりを確認するために内見は10-16時くらいがよいでしょう。
2-2. 設備を確認
つぎに設備のチェックです。
お風呂やトイレ、キッチン回りは問題ないか、浴室乾燥機やエアコンは問題なく使用できるか等を確認します。エアコンは型番も抑えておくとよいでしょう。
古いエアコンと新しいエアコンでは消費電力が異なりますので、新しい方が電気代や安く済むからです。
また、コンセントの位置や収納の大きさも見落としがちですが必ず確認しましょう。
2-3. 築年数は?
物件の築年数も必ずチェックしましょう。
ポイントは1981年6月1日以降に建築されたかどうか、です。
1981年6月1日以降に建てられた物件は新耐震基準が適用されており、
それ以前のものに比べて耐震性が高いです。
震度6,7でも倒壊しないとされています。
2-4. 防音性は?
防音性も必ずチェックしてください。
特に集合住宅では隣の住民の生活音は気になります。
壁を叩いてチェックする、と言われていますが実際には分かりづらいので、壁に耳を当てて
確認すると分かりやすいです。
2-5. 周辺環境も調べる
内見時は物件だけでなく周辺環境も必ずチェックしましょう。
内見の時は不動産会社の車で移動することが多く、駅からの距離や道のりがどうなっているのか分かりづらいものです。
できれば最寄りの駅やバス停から直接歩いてみて距離感や道中のお店などもチェックしましょう。
生活するイメージがつかめると思います。
3.申し込み時の注意点
気に入った物件が見つかり、借りたいという意思が固まったら申し込みをします。
通常、申し込みから1-5日程度で入居審査の結果が分かります。
審査OKとなったら契約へと進みます。
申し込み時は注意すべきポイントは家賃や礼金の交渉ができるかどうかです。
可能かどうかは不動産会社の担当者に確認しみてましょう。
難しいそうであれば無理はしないこと。
大家さんは自分の物件は大切ですし、良く見えるものです。
家賃交渉されて気分を害してしまい審査が通らない、なんてこともあります。
もし家賃が下げられなくとも礼金の減額を交渉できる場合があります。
礼金とは、大家さんに対して御礼として支払うお金です。
古くからの慣習として礼金制度は残っていますが、今の日本は人口が減りつつあり物件が余っている「借り手市場」です。
礼金は家賃の1-2ヵ月分が相場ですが、減額できる可能性もあります。
また、申し込み時にはお金はかかりません。
前家賃や仲介手数料などの請求は入居審査が済んで家賃発生日が確定した後になります。。
申し込み時には身分証明書と、印鑑があればよいでしょう。
4.契約時の注意点
入居審査が通過したらいよいよ契約です。
ここでは契約時に注意すべきポイントを紹介します。
4-1. 原状回復特約をチェック
賃貸物件は、借主が退去時に借りてた状態まで復旧させる「原状回復」義務があります。
どのくらいまで回復させる必要があるのか、契約書の内容を必ずチェックしましょう。
一般的にクリーニング費用は借主が負担するケースが多いですが、それ以外の負担があまりに大きすぎると感じた場合は条件を変更できないか確認しましょう。
4-2. 中途解約の場合
フリーレント(家賃無料)や礼金なしの場合、契約期間が決められているケースがあります。
もし中途解約した場合、違約金はいくらかかるのかをチェックしておきましょう。
4-3. 退去予告は何ヶ月前?
退去する場合は、何か月前に予告しなければいけないか、もチェック項目です。
一般的には1ヵ月前ですが、最近は2か月前の物件も増えています。次の物件を探すタイミングにも関わってくるので退去予告は確認して認識しておきましょう。
4-4. 更新料は?
部屋の更新料についても確認しましょう。
通常は家賃の1ヵ月分が相場ですが併せて火災保険の更新料もあるのか、更新手数料が発生しないかなども確認しておいてください。
5.まとめ
賃貸物件を借りる際に注意すべきポイントについて解説してきました。
賃貸物件探しは目先のメリットや魅力で安易に決めてしまうと、後になって生活がしづらくなることも多々あります。
自分が何を一番優先するのかをしっかりと決めて生活しやすいお部屋を探しましょう。
この記事を参考にあなたが満足のできる賃貸物件に出会えることを願っています。
参考になりましたでしょうか?また広島で賃貸で物件お探しの際は
広島不動産の吉山にご相談下さい。