人口120万の広島市。これまでも広島駅周辺にて大規模な再開発が行われてきました。現在も、市内各所でビルの建て替えや、新しいホテルの建設が行われており、広島市は今後に向けて更に生まれ変わろうとしています。今回は、現在行われている注目の再開発と、その後の街に与える影響を解説します。
注目の再開発とは!?
中央公園一帯
広島駅の西側、広島城を望む中央公園一帯は、旧広島市民球場を含む大規模な再開発が計画されています。広島市は2019年11月に基本方針を発表し、広島城や球場跡地、サッカースタジアム建設地を含む約42へクタールを、スポーツ・レジャー、イベント・集客、歴史、文化芸術、こどもの5つのゾーンに区分けして開発を進めていきます。例えば、スポーツ・レジャーゾーンでは、新たに建設するサッカースタジアムをゾーンのシンボルに、イベント・集客ゾーンは、2024年頃までにイベント広場として整備する計画です。南に位置する平和記念公園や水辺空間と、一体となった緑豊かなオープンスペースとし、飲食物販施設の他、年間を通じてさまざまなイベントを開催する予定です。
紙屋町・八丁堀地区周辺
事業区域は、市営駐車場を中心に、西隣の中電基町ビル、道路を挟んで南側の広島朝日ビル跡地の約1ヘクタールの土地です。オフィスや高級ホテルを誘致し、ビジネス環境整備と人々の賑わいや交流を促す施設を目指しています。他、ビルの老朽化も目立っており、建て替え案件が多数あります。例えば、広島商工会議所ビルや、広島銀行本社ビルの建て替え工事も既に始まっています。
広島駅周辺
広島駅周辺の再開発では、広島駅ビルが2025年開業予定で、地上20階、ホテル・シネコン・商業施設が入る複合型施設になります。駅南口の広場は、1階のバス乗り場を15→22に増やし、路面電車を高架にして駅ビル2階部分に発着できるようにして、JRとの乗り換えが便利になります。更に、2階の交通広場には、大屋根を設け自然採光を取り入れ開放的な空間となります。
再開発後に街はどうなる
広島県全体では、人口は減少傾向でありますが、広島市内の人口は過去4年ほぼ横ばいです。再開発が進むと街が新しく綺麗に生まれ変わり、人が集まりやすいのです。それは定住者であったり、観光客であったりさまざまですが、人が来れば経済がよくなります。お店が潤い、住居の需要が高まり、その立地の価値が上がります。人が住みたいと思える街になれば、総じて街の価値は上がっていき、その部分に再開発の効果が期待できるのです。
まとめ
再開発がある街は、今後の発展性が大きく期待できる立地です。利便性も上がることもさることながら、資産性も上がる可能性があります。不動産購入時に将来性を期待するのであれば、このような再開発が行われる街がお勧めです。
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